日鉄鉱業株式会社

鉱石・金属資源分野

【銅選鉱技術】銅資源の有効利用と安定供給の実現に向けて

高い回収率での安定操業を実現するための選鉱プラント設計

当社では銅資源の安定供給のため、チリ共和国のアタカマ鉱山にて銅精鉱の生産を行っており、2026年度中には新規開発プロジェクトであるアルケロス鉱山が稼働予定です。

特にアルケロス鉱山は、複数の銅鉱物を含むことを特徴としています。銅鉱物はその種類によって浮遊選鉱における挙動が異なるため、操業中の鉱物組成の変動によって銅の回収率が不安定になる懸念がありました。

当社では、自動鉱物分析装置(MLA)とプラントシミュレーションソフトを用いてこの課題に取り組み、銅の回収率を改善するとともに、鉱物組成が変動した場合にも対応できるプラント設計と操業条件の確立を可能にしました。

高回収率での安定操業は、環境負荷の低減と銅資源の安定供給に繋がり、カーボンニュートラル社会の達成実現に貢献します。

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