地域社会との共存共栄
鉱山の操業をはじめとした各事業においては、その事業地域・地元との協力関係の継続が不可欠です。事業活動における現地雇用、現地調達により地域の発展に貢献するとともに、地域の方々との対話や、環境保全活動、地域イベントへの参加・協賛、事業所見学会の実施などの活動を通じた相互理解と信頼関係の構築により、地域社会との共存共栄を図っています。
パートナーシップ構築宣言
サプライチェーン全体の共存共栄と企業規模を超えた連携および振興基準の遵守による公平・公正な取引の実施を目的に、パートナーシップ構築宣言を公表しました。当社グループは取引先企業との信頼関係の強化による、より一層の付加価値向上を推進することで、新たなパートナーシップ構築を目指します。

海外拠点での主な社会貢献活動実績
連結子会社のアタカマ・コーザン鉱山特約会社では、2023年度に操業地域において以下のような社会貢献活動に取り組みました。
- Tierra AmarillaとPaipote地域住民へ運転免許取得のための講習会開催、申請手続きおよび費用の支援
- チリ中南部で発生した森林火災の被災住民への支援物資の提供
- Tierra Amarilla地域の道路整備の実施
- Paipote地域住民23名へガス配管技術研修を実施
- Inacap大学の教員、学生の鉱山見学受け入れ実施
- 地域住民23名を対象に溶接研修を実施
- Tierra Amarilla地域住民20名を対象に溶接研修を実施
- Paipote地域住民15名を対象に警備研修を実施


現地雇用における貢献
当社グループのチリに所在する拠点(アタカマ・コーザン鉱山特約会社、アルケロス鉱山(株)、日鉄鉱チリ(有))では、現地雇用者を積極登用しており、部長級の上級管理職における現地雇用者の割合は47.1%となっています。また、課長級以上の管理職における女性の割合は14.1%となっており、女性活躍についても推進しています(2023年度実績)。