日鉄鉱業株式会社

資源開発部門

チリ共和国での探鉱

世界各地で製鉄原料、銅鉱石等の探査・開発活動を積極的に展開

当社の資源開発部門では、これまで資源小国といわれるわが国において、一貫して地下資源の開発に携わり、国内の鉱物資源はもとより、東南アジア、南米、中東等世界各地で製鉄原料、銅鉱石等の探査・開発活動を積極的に展開してまいりました。

南米のチリ共和国北部では、アタカマ銅鉱山周辺でマント型銅鉱床の探鉱を精力的に進めており、また、同国北部を対象として広域的に、人工衛星から撮影した画像を解析して効率良く探鉱有望地を抽出して鉱区の申請・取得に努め順次探鉱を実施しています。また、東南アジアでは各国で鉱区の取得活動を進めております。南太平洋のフィジー共和国では有望な斑岩銅鉱徴を確認し、海外企業を含めた3社での共同探鉱により、経済性評価を含めた精密探鉱を実施するなど、世界を舞台に探鉱活動を進めています。

チリ共和国での試錐調査
(地下の岩石試料採取)
試錐により得られた岩石試料の観察
(フィジー共和国)

今後は、21世紀の資源安定供給体制を確立するため、中国-アジア地域の石灰石をはじめとする非金属資源、南米-オーストラリア-東南アジアを含む環太平洋地域の銅資源に着目しグローバルな探鉱・開発活動を目指しています。

地下資源の新規開発は一朝一夕にしてなるものではありませんが、資源の安定供給のため、これからも積極的に取り組んでいきます。

地下空洞利用

国内にある当社の石灰石鉱山は露天掘り採掘をしていますが、当社の起源は明治32年の官営八幡製鉄所旧二瀬炭鉱で、1940年代に事業の柱が石灰石採掘に移る前までは石炭鉱山や鉄鉱山、銅鉱山などの坑内掘り採掘が中心でした。岩手県釜石市にある「釜石鉱山」は鉄鉱山として、あるいは近代製鉄発祥の地として御存知の方も多いかと思います。「釜石鉱山」は官営製鉄所直営の時代を経て昭和14年からは当社が鉄採掘を引き継ぎ、現在も当社子会社(釜石鉱山(株))として事業を継続しています。鉄鉱石採掘、銅鉱石採掘のほか白色石灰石を採掘した時代を経て、現在は鉱泉水の採水・販売を事業の柱としていますが、釜石地域には花崗岩や石灰岩など強度のある岩盤が分布しているため、今でも多くの地下空洞が利用可能な状態で維持されています。

鉄鉱石採掘跡

釜石鉱山地下空洞利用

「釜石鉱山」には総延長140km以上の坑道網や斜坑、立坑、巨大な採掘跡、坑内施設用空洞など多くの地下の空間があります。

釜石鉱山(株)の主力事業に「鉱泉水事業」(平成元年~)がありますが、主力ブランドであるナチュラルミネラルウォーター「仙人秘水」を耳にされたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。地下空洞からさらに深部へ採水用のボーリングを行い、天然弱アルカリ性の良質な水を採水しています。坑内のさらに深部では、採掘跡空洞を利用して、全国的にも珍しい地下ダム方式の「地下空洞利用発電」を行なっており、採水やボトリングなど工場で使用されている電力のほぼ全てを賄っています。

また、釜石地域の丈夫な岩盤や非常に安定した地下空洞環境(恒温・湿度一定)、豊富な湧水などの特殊な環境を利用して、弾性波試験、地殻応力試験、地震観測、音響・照明試験、雲物理試験、深部岩盤の割れ目特性・水理特性・地球化学特性などを把握する原位置試験など、様々な試験研究が行われてきました。

利用されている地下空洞はごく一部で未利用の空間は数多くあります。地下空洞にはさまざまな可能性が残されています。

詳しくは釜石鉱山(株)ウェブサイトの釜石鉱山インフォページをご覧ください。

グラニットホール
マーブルホール
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