日鉄鉱業株式会社

研究開発部門

研究開発センター

鉱山業で長年培ってきた豊富な技術と経験をベースに先進的なアプローチを取り入れ、
豊かな未来社会づくりに貢献できる研究開発

当社の研究開発部門では、鉱山業で長年培ってきた豊富な技術と経験をベースとして、先進的なアプローチも取り入れながら、豊かな未来社会づくりに貢献できる研究開発を目指しています。

鉱石資源・金属資源・機械・環境といった当社各事業セグメントの発展につながるテーマを選定し、それらに集中的に取り組むことで、効果的かつスピード感をもって成果に繋げていくほか、大学や研究機関との連携を深め、最新技術の導入や自社技術との融合も積極的に行っています。さらに、温室効果ガスの低減や水素回収など、カーボンニュートラルに向けた研究開発も加速させています。

資源事業の鉱石資源分野では、光学データ処理と機械学習による鉱石判別と不純分除去をDXやAIを活用した鉱山操業改善のための技術開発や各種鉱石の物性測定、環境試料の成分分野などの分析を行っています。もう一つの柱である金属事業分野では、銅鉱山における浮選による銅回収の最適化とAIを利用した操業予測のほか、銅リーチングにおける添加剤の利用による硫化鉱からの銅回収率向上等の金属資源の効果的な抽出や有効利用に向けた選鉱技術の研究開発を行っています。

機械事業分野では、樹脂焼結シミュレーションによる高性能・低コストのフィルタエレメント新規製造技術の開発に取り組み、高効率集塵を可能とする「シンターラメラーフィルター®」を中心に機械製品の研究開発を行っています。

環境分野では、環境にやさしい新しい原料として、酸化鉄系原料からの効率的なポリテツ製造技術の確立に取り組み、無機系凝集剤「ポリテツ」を中心とする環境製品の研究開発を行っています。

新素材分野では、環境負荷の少ない水溶液中での粒子表面への薄膜コーティング技術「ナノストラータ」を駆使した新規機能材料の研究開発を行っています。

カーボンニュートラル分野では、光触媒による硫化水素からの水素回収や石灰石副産物への炭酸ガス固定化と固定化産物の利用について、低炭素社会に向けた研究開発を行っています。

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