金属部門

日常生活の様々なシーンで活躍する銅の原料、銅鉱石

当社の金属部門は、釜石鉱山をはじめとする多くの金属鉱山の探査・開発・操業に携わってきたことに由来します。国内の金属鉱山は、鉱量枯渇や為替レートの変動等による経営環境の悪化に伴い順次閉山されたことから、当社はこれに対処して、海外に資源確保の道を求め、金属鉱山の探鉱・開発技術を活かして、海外銅鉱山の開発に乗り出しました。

当社における海外銅鉱山の開発は、1975年のイラン・イスラム共和国カレザリ銅鉱山の開発をはじめとして、南米コロンビア共和国エル・ロブレ銅鉱山の開発、そして現在は南米チリ共和国にてアタカマ銅鉱山の開発・操業という形で着実に成果を表しています。

また、当社は、1968年に日比共同製錬(株)に資本参加し、銅製錬事業に進出いたしました。同社への製錬委託により生産している銅地金等は年間約5万トンで、主として電線・伸銅メーカーに販売しており、一部は海外へも輸出しています。