日鉄鉱業株式会社

世界を舞台にした資源開発の可能性

チリ共和国

「一山当てる」。この言葉のように鉱業や鉱山に対しては、新しい鉱床を探して掘り当てるというイメージが強いのではないでしょうか。鉱物資源は基本的には再生不能資源であることから掘ればなくなるのが鉱山の宿命です。そのため、鉱山会社にとって資源の新規開発は非常に重い意味を持っています。
日鉄鉱業では、国内外において石灰石、けい石などの非金属資源、そして東南アジアや南米といった環太平洋地域において銅、金、銀、錫などの非鉄金属資源をターゲットとした資源開発に継続的に取り組んでいます。

チリ共和国

また、鉱山の命を延ばしていくことも資源開発の重要な使命です。日鉄鉱業のアタカマ銅鉱山は、2003年に操業を開始し、当初の操業期間は約11年を予定していましたが、操業開始から15年以上経過した現在でも銅鉱石を安定的に生産・供給し続けています。当初の想定を超える操業を可能にしているのは、操業開始後も鉱山周辺を探鉱することで鉱量の増加に努めているからです。

フィジー共和国

世界を舞台にする資源開発は、一朝一夕にしてなるものではなく、そこには様々なリスク(不確実性)があります。探鉱には「千三つ」と呼ばれるように1000ある有望な鉱床のうち事業化に至るものはたったの3つという例えのとおり地質学的なリスク、開発対象となる国・地域のカントリーリスクなど鉱山の開発と切り離せないリスクに加え、近年は目的とする鉱床の奥地化・深部化による開発コストの増加や資源ナショナリズムの多様化といったリスクにも直面しています。

日鉄鉱業は、設立以来、一貫して地下資源の開発に向き合ってきた鉱山会社としての自負のもと、初期段階からの権益確保、自主探鉱・自主開発・自主操業を目指した資源開発に取り組んでいます。

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