安定した資源の供給を
支えるプラント設備

当社の使命は、取引先が求める品位の鉱石を安定的に提供することです。この過程では、プラント設備が重要な役割を果たします。採掘した鉱石が破砕・運搬され、最終的に海岸で船舶へと積み込まれるまでの全ての工程に、プラント設備が関与しているのです。そのため、私たちが提供する資源の安定供給を実現するには、プラント設備の安定的な稼働が欠かせません。また、プラント設備が日々安定的に稼働するためには、機械的および電気的な側面の両方を適切に管理し続けることが大切です。

「安全第一」の原則のもとで、
安定稼働を実現する

「掘る」フェーズと同様、「加工する」フェーズにおいても「安全」は最重要です。「加工する」フェーズの主役であるプラント設備を安定的に稼働させるためには、日々のメンテナンスや補修工事、大規模な新設工事が必要です。巨大な設備を相手にするからこそ、どのような作業であっても「安全第一」の原則に従い、安全性を確保しながら作業を行います。また、「掘る」フェーズにおける重機の整備と同様、プラント設備においても保守・整備する必要があります。計画的に費用を投資し設備を保守していくことは、取引先への安定供給の責任を果たすためにとても重要です。安全を最優先に考えながら、中長期的な計画のもとで設備を安定的に稼働させ、効率的に鉱石を加工・生産しています。

Point
「探す」のポイント

01

設備管理
当社の使命である資源の安定供給を実現するためには、鉱石を加工するプラント設備の安定的な稼働が不可欠です。そのためには、機械・電気設備の故障を未然に防ぐための中長期的な設備管理計画とそれに基づいた保守・管理が重要です。ただし、全てが計画どおりに進むわけではないため、急な故障が発生した場合には柔軟に対応することも大切です。また、設備の管理には費用がかかる大規模な工事も必要です。例えば、鉱石を破砕する「クラッシャー」や、破砕した鉱石を運搬する「ベルトコンベア」といった大型の機械は、長期的な視点で設備投資の計画を立てて予算を確保する必要があります。費用も膨大なため、それらの工事をいつ行うべきか、また本当に必要なのかを各鉱山や会社全体の経営状況と照らし合わせながら検討する必要があります。こうした仕事も設備管理の一環です。

02

生産管理
石灰石は、「生産管理」の力が求められる代表的な鉱石の一つです。同じ鉱山内でも採掘する場所によって品位が異なるうえに、取引先ごとに必要とされる品位が異なる石灰石は、生産管理を通じて品位をコントロールしながら、安定的に供給する必要があります。
資源の安定供給とは、安定した品位はもちろん、決められた数量や納期を遵守し、取引先に供給することを意味します。そのため、各部署が連携した綿密な生産管理が重要です。具体的には、日ごと・週ごと・月ごとにそれぞれの生産計画をどう立てるか、どのプラント設備で生産するか、どの銘柄を生産するか、そして出荷までどこで保管するかなど、多岐にわたる検討事項があります。これらの事項を「掘る」フェーズと「役立てる」フェーズの担当社員と連携して、最適な生産管理を行うようにしています。

03

保安管理
プラント設備において、ある程度の遠隔操作や省人化が進んでいるものの、プラント設備に異常・故障が生じた時の点検や修理には、社員の目や手による確認や修理が欠かせません。遠隔で操作する場合も人が直接操作する場合のどちらでも、最優先されることは「安全」です。工具を使用する場合でも、事故が起きないこと、怪我をしない・させないことをモットーに作業を行います。現場作業員はいずれも熟練のスペシャリストばかりですが、作業手順や注意点を周知・徹底することで、常に事故や怪我防止に取り組んでいます。さらに、保安教育においては、手順書の読み合わせや保安教育のDVDの視聴などを通じて、保安意識の向上を図っています。

04

操業マネジメント(番割)
「掘る」フェーズにもあった「番割(ばんわり)」は、「加工する」フェーズでも重要な役割を担っています。「加工する」フェーズでは、設備管理・生産管理・保安管理を適切にマネジメントするために現場社員に「番割(ばんわり)」で伝達する必要あります。この「番割(ばんわり)」が曖昧で現場作業員に理解してもらえないと、プラント設備の稼働に無駄が生じ、安定した生産ができなくなります。
適切な指示を出すためには、会社や設備の全体的な状況を把握するとともに、3つの管理領域を考慮し、滞りなく生産できる計画を立てる必要があります。上司や先輩、同僚と協力して経験を積み重ねることで、その日やその時に最適なマネジメントができるようになります。こうした努力が、当社と取引先の信頼関係の構築、ひいては社会への貢献につながっています。
Jobs
「計画・開発する」で関わる仕事