電気を通して
鉱山の操業を
支えていく

R.F

入社4年目
創造技術工学科 電気コース卒
鳥形山鉱業所 生産2課 施設係 電気職

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「電気」の供給から、石灰石の生産を支える

私たち生産2課施設係(電気職)の役割は、主に電気設備を保守・点検し、高品質を維持した石灰石の安定的な生産を支えることです。鳥形山鉱業所で採掘された石灰石は、約23kmもある長距離ベルトコンベアで遠く離れた海岸のプラント設備まで輸送されます。その後、お客様が求める石灰石(商品)にしていくために、クラッシャー(破砕機)で細かく砕き、スクリーン(篩機)でふるいにかけ、分析機で品質を確認するなどして、最終的に出荷されます。これらの工程には、ベルトコンベア、破砕機、船積設備など様々なプラント設備が必要不可欠です。私の仕事は、こうしたプラント設備が安定的に稼働するために動力となる電気を供給することです。
また、電気はプラント設備の動力源としてだけではなく、プラント設備を制御する電気信号としても欠かせません。その他どんな場所や場面においてもなくてはならないものであり、いわばプラント設備の「血液」です。だからこそ定期的な保守・点検(メンテナンス)を徹底的に行っています。さらに故障が見つかった際に、電気設備や部品を更新・交換することも私たちの仕事です。守備範囲が広い一方で、貢献できる範囲も広いので、そこが仕事の魅力であると感じています。

他者とのつながりを感じながら、電気をつなぐ

私が仕事をするうえで最も大切にしていることは、「他者とのコミュニケーション」です。電気職の仕事は、「他者からの依頼」を受けて行うことが多くあります。他部署からの依頼やプラント設備の故障連絡など、人や理由は様々ですが、電気が色々な場所で必要とされているからこそ、常に誰かの仕事をサポートするためにあると実感しています。だからこそ、相手がどんな状況にあるのかを的確なコミュニケーションでキャッチし、迅速に対応できるように心がけています。
また、こうした業務に携わる中で感じているのは、仕事の楽しさです。もちろん、作業が上手くいかないことや、巨大なプラント設備相手に何をしたら良いか分からず呆然としてしまうこともゼロではありません。それでも、自分の力で故障の原因を突き止めて設備を復旧させた時や新しい電気設備を無事に導入できた時は、大きな達成感や楽しさを味わうことができるので、それがモチベーションにつながっています。そんな「楽しい」瞬間があるからこそ、仕事を頑張れますし、大変なことも乗り越えていけるのだと思います。

日々の失敗は、成功のもとになると信じて

日鉄鉱業に入社したての頃は、巨大な鉱山やプラント設備という非日常の世界に圧倒され、何もかもが新鮮で、初めて経験することばかりでした。振り返れば、この慣れない環境に当時の私は不安を抱いてしまい、何も行動できなかったように思います。そんな時、上司からかけてもらった「失敗してもいい。そこから何を学ぶかが大切だ」という言葉が、私を変えました。その後は、たとえ失敗をしても、次に活かせば問題ないという安心感から、積極的に仕事に挑戦できるようになったと思います。
そんな安心して成長できる環境の中で、「発想力豊かな方」や「粘り強さを持った方」と一緒に働けたら嬉しいです。私たちが携わる様々なプラント設備は、機械であるためにどうしても故障や劣化が発生します。さらに、現状のプラント設備では、万が一大きな故障などが起こった際に修理できない状況に陥ることも考えられます。だからこそ、私たちの柔軟な発想力で、現状のプラント設備をより良いものに改善し、長く安定的に稼働できるようにしていけたらと考えています。また、この仕事は、同じ作業の繰り返しや地道な点検作業が基本となるうえに、故障の原因がすぐに分からないことも少なからずあります。そのため、すぐに諦めず、粘り強く原因調査や点検作業と向き合える方に入社していただけたらありがたいです。みなさんと一緒に働ける日を、楽しみにしています。