技術情報

無機粉体内填紙の開発

粉体を高配合して、あなた好みの特殊紙を作りませんか


機能性粉体を抄きこむことで、その特性を活かした紙を造る技術です。

概要

当社は、機能紙に関する研究開発を行っており、紙に(無機)粉体を高配合する技術を確立しています。

この技術を駆使することで、「紙の特徴」と「機能性粉体の特長」を併せ持つ新しい機能紙を作り出すことができます。紙でありながら燃えにくい水酸化アルミニウム紙、湿度による寸法変化が小さい炭酸カルシウム紙は、この技術により開発・商品化したものです。

特長

  • 粉体を高配合率(50%以上)内填することができます。
  • 紙の特徴(ハンドリング、加工性など)を保ちつつ、粉体の特徴を最大限活かすことができます。

構造

パルプなどの有機繊維を主体とした紙に(無機)粉体を均等に分散させ、パルプと粉体の複合体を形成します。

原理

不燃紙(水酸化アルミニウム紙)のメカニズム

水酸化アルミニウムが有する温度上昇時の脱水反応を利用して紙に自己消火性を付与しています。

水酸化アルミニウムを加熱すると、酸化アルミニウムと水になります。

適用分野・用途
製紙分野(製品として建築材料、電子材料分野)

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