乾式微粉分級技術
容易な粒度分布コントロールが可能です
従来の遠心式気流分級機とは異なり、コアンダ効果を利用した独創的原理をシンプルな構造にまとめ、同時3産物分級が可能な高性能乾式微粉分級機です。
気流中の粒子の運動が各粒子のもつ慣性力と気流から受ける流体抵抗により、粒子の飛行軌跡がその粒径により異なることを利用して分級します。
微粉、粗粉の同時カットが可能であり、シャープな粒度分布が得られます。また、構造がシンプルであり容易な耐摩耗対策が可能です。
型式 | 処理能力 [ kg/h ] |
使用風量 [ m3/min ] |
備考 |
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EJ-LABO | 1〜5 | 2.0 | 自動制御 (カットポイント設定有) |
EJ-PURO | 3〜15 | 2.7 | 自動制御 (少量生産向け) |
EJ-05 | 10〜70 | 4〜6 | 以下、生産機 |
EJ-15 | 30〜200 | 9〜15 | |
EJ-30 | 60〜400 | 14〜24 | |
EJ-45 | 90〜600 | 20〜33 | |
EJ-60 | 120〜800 | 25〜42 | |
EJ-75 | 150〜1000 | 31〜51 | |
EJ-90 | 180〜1200 | 32〜54 | |
EJ-105 | 210〜1400 | 41〜69 | |
EJ-150 | 300〜2000 | 58〜96 |
コアンダブロックと2本の分級エッジおよびGブロックを2枚のステンレス板で挟み込むのみのシンプルな構造です。
エジェクター部で加速された原料粒子はフィードエアーとともに原料供給ノズルより噴出され、その噴流はコアンダ効果(噴流の一方に壁面を設けると、その壁面に沿って流れる)によりコアンダブロックの曲面に沿って流れようとします。
この時、原料中の各粒子は、粒子径(質量)によって各々異なる慣性力をもって分級機内に噴出され、微細な粒子は慣性力が小さい為、噴流とともに流れようとし、コアンダブロック曲面近傍に流れます。
一方粗い粒子は慣性力が大きい為、噴流の流体抵抗にうち勝ち、コアンダブロックより離れた位置を流れようとします。気流排気側に任意の位置設定できる分級エッジを設けることで、目的の分級産物を同時に得ることができます。
d50(Vol.) | -4µm(Pop.%) | +12µm(Vol.%) | |
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分級前原料 | 6.36µm | 41.1% | 1.9% |
製品M | 6.28µm | 11.1% | 0.2% |
- 適用分野・用途
- トナー(粉砕トナー、重合トナー、カラートナー)、樹脂粉、樹脂ビーズ(PMMA)、電子・電池材料(半田粉、Mn酸化物、Ni粉、Li-Ni酸化物)、摩耗性原料(酸化セリウム、アルミナ、SiC)、異物除去