日鉄鉱業の
環境と人を支える、
縁の下の力持ち

J.I

入社7年目
社会学部 社会学科卒
本社総務部 総務課  総務・人事

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「よろず屋」として、組織全体の動きをサポート

私が所属している総務部の使命は、日鉄鉱業の各組織がスムーズに業務を遂行できるようにバックアップを行うことです。中でも総務課は、「よろず屋」というイメージがぴったりだと実感しています。例えば、株主総会の開催や、鉱山会社ならではの“鉱業権”の管理、全国の鉱山や支店における諸案件の解決のための支援から、備品の購入をはじめとするオフィスの環境整備まで、その種類は多岐にわたります。そのような中、私が主に担当している業務は、全国各地の事業所からの「土地の売買・賃貸借」や「様々な契約の締結」に関する相談に対して、本社としての意見・見解を伝えることです。加えて、会社法や金融商品取引法などの法律に基づいた法定開示書類の作成も担当しています。また、広報・IRの担当として、投資家からの取材対応や会社のWebサイトの更新も行っています。
どんな業務を行う時も共通して心がけているのは、会社全体の動きを把握することです。そのため、担当する業務の前後のつながりを意識し、それぞれの役割を明確化することで、全体の流れを円滑にできるよう努めています。

事業の根幹理解へとつながった、鉱業所での経験

私は、入社以来4年ほど、高知県にある鳥形山鉱業所で人事担当として勤務していました。その業務内容は、社員の労務管理や、労働組合との折衝、独身寮や社宅の管理、新規採用者や退職者の手続き、さらには社員の転出入に伴う対応など様々です。鳥形山鉱業所は日鉄鉱業の中で一番大きな鉱山であるため、多数の社員が勤務し、人事異動も頻繁にありました。そんな鳥形山鉱業所への転入者の中には、鉱山での勤務が初めての社員も多く、慣れない環境での生活に戸惑われる方もいました。仕事で活躍してもらうためには普段の生活がとても重要です。だからこそ、社員の不安を和らげ、少しでも仕事に集中できるよう、独身寮や社宅などの居住環境の整備を心がけていました。
また、鳥形山鉱業所での勤務経験は、日鉄鉱業のビジネスモデルの理解にとても役立ちました。日鉄鉱業の事業の中核は「資源事業」ですが、それ以外にも、「機械・環境事業」、「不動産事業」、「再生可能エネルギー事業」の3つの大きな事業の柱があります。一見すると、これらの事業のつながりは分かりにくく、事業を幅広く手がけていることに疑問を感じるかもしれません。しかし、実は、どれも鉱山という現場から派生して事業化されているものなのです。具体的には、鉱山での排水処理や機械設備で培ったノウハウは機械・環境事業に。さらに鉱山用地の土地活用は、不動産事業や再生可能エネルギー事業を生み出しています。鉱山で資源事業に関わる業務を経験し、その後本社で会社全体を俯瞰的に捉える機会が増えたことで、各事業が密接に関係していると改めて実感でき、会社のビジネスモデルをより理解できるようになりました。

幅広い環境と仕事があるから、多角的な視点を養える

日鉄鉱業で働く魅力は、「多種多様な経験ができること」にあると考えています。これは、勤務地という環境はもちろん、担当する業務においても言えることです。まず、勤務地に関しては、本社や支店などのオフィス勤務の場合、大都市圏での生活になる一方で、鉱山などの事業所勤務の場合、いわゆる地方での生活となります。真逆とも言える環境での生活は、やりたくてもなかなか経験できませんし、両方の良さを味わえるのは、日鉄鉱業ならではです。他の会社に入社していたら、こんな貴重な経験はできないはずです。また、担当業務に関しては、入社以来人事の仕事に携わってきましたが、2年前から総務の仕事を担当しています。初めての業務は、慣れるまで苦労することも多々あります。しかし、自らのキャリアの幅を広げるチャンスでもあります。こうした幅広い生活環境や仕事を経験させてもらえることは、モチベーションの向上にもつながっています。加えて、大らかな社風や雰囲気も、日鉄鉱業の魅力の一つだと思います。鉱山事業は“サイクルが長い”という特性があることから、物事を長期的な視点で捉え、一歩ずつ着実に前進していくことを企業としても大事にしていると実感しています。
そのため、「地道にコツコツ努力できる方」であれば、どんな部署でも活躍できるのではないかと思います。どれほど大きなプロジェクトでも、小さな仕事をコツコツ積み重ねた結果でしかありませんので、一緒に目の前のことに少しずつチャレンジしながら、仕事の楽しさを味わってもらえたら嬉しく思います。