産業に貢献する、
地質調査力と分析力

R.K

入社4年目
自然科学研究科 環境科学専攻 地球科学コース修了
資源開発部 資源開発課 地質職

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事業計画の根幹に関わる、会社の資源を調査する仕事

資源開発部では、鉱物資源や地熱資源の探査・開発から、太陽光発電の新設まで、資源に関する仕事を行っています。中でも、私が所属する資源開発課の仕事は、国内外の“石灰石”や“けい石”といった製鉄によく使われる非金属資源や、銅や錫(すず)などの金属資源が存在する場所を探し出すことです。また、操業中の鉱山の地質調査を行い、解析することも仕事の一つです。このように鉱山が安定的に長期間にわたって操業できるように支援することも私たちの仕事です。
そんな中、現在私が主に担当しているのは、「鉱量計算」と呼ばれる、「鉱山にお金になる石がどのくらい残っているのか」を計算する仕事です。鉱石は、会社にとって重要な資源であり、事業の根幹です。そのため、鉱山の地質状況を定期的に解析し、現時点でその鉱山に鉱石が何トン残っているのか、今後どのくらいの期間操業できるのかを検討していかなければなりません。また、それはつまり、「鉱山の資産価値」を決めるものでもあります。そんな責任のある仕事に携われていることは、私自身の仕事のやりがいにもつながっています。

用意周到な準備が、スムーズな調査につながる

以前、上司からかけられた「段取り八分」という言葉を胸に、仕事に取り組んでいます。この言葉は、「仕事に取りかかる前の下準備が完全にできていれば、仕事の八割は終わったようなもの」という意味で、まさにそのとおりだと日々感じているところです。特に実感したのが、操業中の鉱山を調査した時のことです。操業中の鉱山を調査する際は、必ず時間の制約があります。そのため、調査する詳細な箇所や鉱山で行う作業の選定、さらには調査そのものに対する事前準備がとても重要になります。実際に鉱山で調査している最中は、やるべきことや考えなければならない事項が多いので、事前準備を入念にすることによって、ルーティンワークの作業だけでも効率的に進められるように心がけています。
また、入念な準備は、心の余裕にもつながると考えています。例えば、準備不足によってミスをした場合、ミスを取り戻そうとさらに焦ってしまい、最悪の場合、事故や怪我につながりかねません。そのため、不用意なミスをしないように準備することが重要だと心得ています。その他、どんな時も大切にしているのは、「誠実な対応」です。誰にでもできることではありますが、誠実さは人の印象を良くすると思いますので、相手に信頼してもらうためにも、常日頃から心がけています。

新たなチャレンジとともに、経験値の積み重ねを

私は、現在国内の鉱業所や採石所の調査を担当しています。その中で、操業中の鉱山の地質的な問題を現場の方からヒアリングし、自身の専門分野である地質の観点から問題を解決した結果、鉱山の安定的な操業を支えられることに、大きなやりがいを感じています。また、微力ではありますが、私の仕事が日本の基幹産業にも貢献できていると思うと嬉しいです。私は自分の力を必要としてもらえる環境で仕事に励みたいと考えているので、その環境が日鉄鉱業にある限り、この先も尽力していきたいと考えています。
こうした環境の中で、今後はぜひ「何でもやってみよう」という挑戦意欲のある方と一緒に働きたいと思っています。どんな職種にも共通して言えることではありますが、実際に行動に移さなければ、先には進めません。試しにやってみて上手くいけばラッキー!ですし、たとえ上手くいかなくても、それは経験として蓄積されるはずです。まだまだ未熟ではありますが、私自身も、将来は経験豊かな引き出しの多い人材に成長してきたいと考えていますので、そんな考え方を持った方と切磋琢磨しながら一緒に仕事に取り組めたらと思います。