石灰石、日本一

100%自給できる鉱物資源

資源探査、採掘、資源の供給と製錬を通して、社会を根幹から支える日鉄鉱業。多彩な鉱石を供給する中で、主力鉱石としてあげられるのが「石灰石」です。校庭に引いた白線や理科の実験などで、目にした経験もあるかと思いますが、実際に社会のどんな場面で活躍しているか、と問われればどうでしょうか。実は、私たち人類の暮らしと石灰石の関係は、長い歴史と密接な関係があります。約3000年前に建てられたピラミッド。古代ギリシア時代のパルテノン神殿。中国4000年の歴史の万里の長城。これらの建造物にも石灰石が使われています。

そして、21世紀。鉄鉱石の不純物を除去するための副原料、セメントの主原料、ゴム製品の増量剤、塗料原料、製紙、カルシウム剤、家畜飼料、ガラス、農薬など。その活躍シーンは拡大し続けています。もはや、私たち人類の生活は石灰石なしには考えることはできない、と言っても過言ではありません。資源小国といわれるこの日本で、唯一100%自給できる鉱物資源「石灰石」。そのナンバーワンの生産量を誇る存在であるという責任を胸に、私たちは今日も、社会を支え続けます。

石灰石の用途