鉱山には、人々の生活を支える
「ロマン」を感じる

INTERVIEW

女性社員インタビュー

入社4年目

資源開発職(採鉱) | N・Eさん

Q.1 入社理由を教えてください

人々の普段の生活を支えている鉱山に「ロマン」を感じ、国内外に数多くの鉱山をもつ当社へ入社を決めました。
私は小学生の時に北海道の旧炭鉱の街に住んでいたことがあり、社会科の授業で「自分たちの街は人間の生活の基盤を作っている」と教えられたことが非常に印象的で、鉱山に興味を持ちました。そんな幼少期の経験から鉱山の偉大さに魅了され、大学院では資源開発を専攻し、就職先に国内外に鉱山を持つ当社を選んだのは自然な流れでした。

Q.2 現在の仕事内容を教えてください

現在の主な仕事内容は「品質管理」と「鉱山の安全」を守る仕事です。
所属する生産課は、石灰石を採掘し、品質管理を行う「採鉱・鉱務グループ」と採掘した石灰石をプラント機械で破砕する「保全・選鉱グループ」と、大きく2つのグループに分かれており、私は「採鉱・鉱務グループ」に所属しています。
「品質管理」の仕事は、分析室にある石灰石の成分を分析する装置を使い、主成分のカルシウム含有量などに加え、水分量や粒度などの品位分析をします。鉱山から採掘できる石灰石の品位は均一ではありません。ユーザーごとに異なる要望に応えるために、品位を徹底的に管理する分析が必要不可欠です。
また、「鉱山の安全」を守る仕事の一つとして「残壁観測」を行っています。残壁とは鉱山を採掘した後の山壁を指します。万が一残壁が崩れてしまうと、鉱山操業に大きな支障をきたしてしまいます。事故などが起こらないように詳しく測量・調査をして、残壁の挙動を監視し、どこか問題があれば崩落防止工事を行うなど、事故を未然に防ぐための判断力が求められる仕事です。

Q.3 これまでの仕事で大変だったことを
教えてください

やはり鉱山会社は自然を相手に仕事をしていますので、自然の脅威に直面した時は大変でした。大雨の影響で鉱業所内の構内道路で土砂くずれが起こり、場所によっては道路が寸断され、根幹である採掘作業を行えない状況になった時は頭を悩ませました。
また、分析装置が突然不調になり、正確な品位分析を行えず、石灰石を出荷できるかどうか難しい判断に関わる機会もありました。この2つの経験は大変でしたが、どのような状況にも焦ることなく、周りの社員と協力し、臨機応変に対応したことで操業に影響を与えることなく済み、とても良い経験になりました。

Q.4 今後チャレンジしたいことを
教えてください

新規鉱山のフィージビリティスタディです。フィージビリティスタディとは、あらかじめ計画されたプロジェクトが実現可能かどうかを事前に調査して検証することです。
私は前任地の青森県・尻屋鉱業所でも同じく採鉱職を務めていました。そこでは「品位分析」ではなく、実際に鉱山の採掘作業を指揮・統括する仕事に就いていました。2か所の鉱山を経験し、鉱山の採掘・石灰石の品位分析と幅広い仕事を経験させてもらっていることから、今後は「開発後」の鉱山ではなく、「開発前」の鉱山にも関わってみたいと考えるようになり、採掘に関わる投資額に見合った鉱床かどうかを検討するような仕事に興味があります。資源の安定供給は会社の発展だけでなく、人々の生活を支える基盤を助けているからです。何年先になるかは分かりませんが、全うしたい任務だと思っています。

就職活動中の学生へのメッセージをお願いします

採鉱職は様々なことを経験して覚えることが多い職種ですが、だからこそ日々新しいことに直面して新鮮な気持ちでいられます。見慣れないもの・今まで知らなかったことが会社には色々あるので、好奇心を大事にして楽しんで就職活動してみてください。